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大阪狭山市 金剛駅 310号線沿い 東茱萸木のおおはら歯科クリニックの大原です。
唾液は多いのと少ないとのでは多い方が良いです。唾液が多いと自浄作用(口の中の綺麗にする力)が高くなります。汚れを洗い流し、口の中を中性に保つ緩衝作用というのがあるからです。
ところが、こと治療に関してはこの唾液の存在というのは歯科医を悩ます種になります(総入れ歯の方は唾液が多い方が良いですが)。
歯科で使うセメントや、レジンというプラスチックの詰め物、さらには根管治療(神経の地理、根っこの治療)においては唾液がつくと細菌感染を起こしたりセメントが上手くつかなかったりと大変に困ってしまうのです。
この唾液を排除するのにいくつか方法があるのですが、最近お気に入りなのが、ZOOという道具です。
下の奥歯など中々唾液の排除が難しい時に役立ちます。
この道具、ホースに小さな穴があいていてずーっと唾液を吸い続けてくれる便利な物です。 歯科医師の先生が開発したらしいのですが天才かと思うくらいよくできた道具ですね。 うちでは二つのサイズを置いて使用しています。
唾液の排除ではラバーダム防湿法というのがあって、とても良い方法なのですが基本的に麻酔がいるのと、やや息苦しさがあるのが難点です。ZOOは比較的にさっと使えるが良いです。欠点はというと、装着することでやや口の中が狭くなるので器具の取り回しがやりにくくなる事でしょうか。
まだ持って無い先生方にもオススメできる物かと思います。