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大阪狭山市 金剛駅 310号線沿い 東茱萸木のおおはら歯科クリニックの大原です。
前回、歯が抜けた後の治療としてブリッジ治療ついてご説明しましたが、本日は義歯治療(デンチャー)についてお話ししたいと思います。
義歯治療とは、抜けた部分の前後の歯にフックをかけて歯を入れる治療です。一本も歯が無い場合は総入れ歯(フルデンチャー)といいますが、今回は一部の歯が無くなった場合の部分入れ歯(パーシャルデンチャー)についてお話ししたいと思います。
まず治療のメリットについてお話しします。
メリット
① 治療期間が比較的短い。基本的には型と噛み合わせをとって作れるので比較的早くつくれます。勿論、治療すべき部分が多くなればなるほど手間がかかるのでその場合は時間もかかります。
② 保険適応がある。材質にもよりますが、保険でも作れます。金属床や、ノンクラスプデンチャーといった特殊な素材を使う場合は自費診療となります。
③ 取り外しタイプなので、お手入れがしやすい。また、壊れても修理で直せる事が多い。これが1番の良い所ですね。義歯は毎日使えばいつかは確実に壊れます。その場合、もう一度作ったり修理したりすることが比較的やりやすいのが最大の良い所です。インプラントやブリッジは中々そうはいきません。またブリッジのように歯をたくさん削らないのもメリットです(フックのかかるところは少し削ることがあります)
デメリット
①取り外しのタイプである。これはメリットでもありますが、デメリットでもあります。特に若い方などは、この〝入歯を取り外す〟というのが、やはり抵抗があるようです。
② 噛む力が弱い。一般に健康な天然歯の20%くらいと言われています。やはりインプラントやブリッジの固定式のほうが噛む力は強いです。とはいえ、問題なく食べれますよという方もたくさんおられるので一概には言えません。
③ 金属が目立つ場合がある。保険適応ですと金属のフックをを使うので、目立ちます。特に前歯の場合は目立ってしまいます。金属のフックを使わないノンクラスプデンチャーというのがありますが、こちら自費診療となります。
以上が大まかなメリットとデメリットでしょうか。
入れ歯というとネガティブなイメージがありますが、実際にはとても重宝する治療です。若い方で一本だけ歯を失った場合もブリッジでは無くて一本だけの入れ歯を選択する事もあります。やはり、あんまり歯を削らないと言うことが魅力ですね。