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大阪狭山市 金剛駅 310号線沿い 東茱萸木のおおはら歯科クリニックの大原です。
さて当院には小さい子供さんも多く来られます。
お子様の治療の場合は、まず虫歯の予防をしていくのがメインとなりますので、フッ素塗布や歯ブラシのチェックなどを定期的に行っています。
むし歯が見つかった場合は治療をしていくのですが、全員が治療をできる訳ではありません。個人差はありますが、3〜5歳のお子様は基本的には治療が困難な場合が多いです。
麻酔が必要になる、進行した虫歯はさらに難易度があがりますし、まず根本的に診療台に座る事すら困難な時もあります。
治療が難しい場合は、むし歯の進行を抑えることを最優先して最低限のできる事だけ行います。
その時に使うのがサホライドというお薬です。
この薬には殺菌作用のある成分が入っており虫歯の進行を抑制する事ができます。柔らかい虫歯はとても進行が早いので、サホライドで固く進行の遅い虫歯に変えるのです(虫歯の慢性化といいます)。
上記の写真で黒く変色している所がサホライドを塗った所です。欠点としては黒く変色するので,前歯では使いにくいと言うことです(使う時は保護者に確認した上で使います)。
治療が困難なお子様の場合はサホライドを塗る所まで何とか行います。
その後経過観察を行っていき、大きくなって治療ができそうな雰囲気になれば治療の練習を行い虫歯の処置をしていきます。
色は黒くなりますが、奥歯ならそんなに目立ちませんし非常に便利なお薬なので、当院ではよく使っています。