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大阪狭山市 金剛駅 310号線沿い 東茱萸木のおおはら歯科クリニックの大原です。
今回も歯内療法(根管治療)の話をしたいと思います。歯内療法は家をつくる過程に例えると、基礎工事のようなものです。基礎が不安定なのに上にどんなに良い家を建てても長持ちはしません。歯も同じで、根の状態が悪いとどんなに高い冠を入れても長持ちはしないのです。そんなに大事な根管治療なのですが、とても難しい治療なのです。それはなぜか?
①見えない部分の処置になる
②根管の形は複雑で個人差もある
③2度目以降の根管治療は古い薬も入ってたりでさらに難しい などでしょうか。
①に関しては、最近は拡大ルーペや歯科用顕微鏡なども登場したので以前よりは見えるようになりましたが、それでも完全に見えるわけでは無いです
②に関しては、前歯と奥歯でも歯の形は当然違いますし、中にある根管の数も違います。個人差もあります。さらに、まっすぐな根管というのは少なく大体曲がっていたりカーブしたりで、これがさらに難しくします。
③に関しては、二回目以降はガッタパーチャ というゴムの塊やシーラーという薬が根管の中にすでに入っていて、そこに感染が生じています。このゴムを取るのが物凄く大変なのです。
根管治療は簡単に言うと歯の中に入った汚れ(バイ菌のかたまり)をとる!ということです。しかし、達成するのには一筋縄ではいきません。次回、どんな道具を使ったりするのかもお話ししたいと思います。