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大阪狭山市 金剛駅 310号線沿い 東茱萸木のおおはら歯科クリニックの大原です。
本日は根管治療の際に使う道具を紹介します。
まず、初めにやることは虫歯を除去したり古い冠や中にある金属を取り除くことなのですが、その辺に関しては割愛します。 根管の入り口を見つけたらば、まず必要なものがこの電気的根管長測定器です。
長い名前ですが、要は歯の根っこの長さを測るものです。治療中はこのメーターを見ながら随時、長さを確認しながら行います。必要なもの二つ目はファイルと呼ばれる金属製のヤスリのような器具です。
このヤスリで根管内(トンネルの内側)を少しずつ削って、汚れをとります。ファイルには太さ、長さがたくさんあって歯によって使い分けます。一本の歯でも何本も使います。
ファイルには材質の違うものがあって、こちらはニッケルチタンと呼ばれる弾力のある金属の材質のファイルです。
これは専用のモーターにつけて使います。
こちらも数種類の太さ長さを使っていきます。ファイルの細いものは、ほとんど使い捨てで曲がってしまえば廃棄になります。ニッケルチタンなどはかなり高価なのですが、ある程度回数を使うと廃棄します。保険治療では根管治療は赤字部門とよく言われるのですが、どうしても使い捨て材料が多くなるためです。
このあたりの話はほんとに昔から問題とされてるのですが、一向に改善はしてないですね(悲)
ちなみに欧米では根管治療は1本で最低10万円はします。著名な先生なら30万くらいするようです。それ位難しい治療として、認識されているのです。